健康は「消費」ではなく「積立」できる|資産形成から学んだ健康資本という考え方

資産形成を続ける中で、ふと気づいたことがあります。

積立投資が毎月の積み重ねで資産を育てるように、
健康もまた、日々の積み重ねで育てられるのではないか。

この記事では、そんな「健康資本」という考え方についてお話しします。

目次

健康を前借りするような生活

以前の私は、健康に対して真逆のことをしていました。

残業中のブラックコーヒーとチョコレート。
深夜の夜食とビール。
睡眠時間を削ってスマホを見る。
そして翌朝は、眠気を抱えたまま仕事へ向かう。

朝の電車でぼんやりスマホを眺めながら、

「この生活をあと何年続けるのだろう」

と思うこともありました。

当時は仕事に追われる毎日でした。
子どもが寝た後に帰宅し、翌朝は家族が起きる前に家を出る。

将来のために働いているはずなのに、
その過程で自分の健康を少しずつ削っていたのだと思います。

今振り返ると、体力や気力を前借りするように働いていました。

健康診断で立ち止まった日

そんな生活を続ける中で、健康診断で初めて「要精密検査」の判定を受けました。

検査結果を見た瞬間、少しドキッとしたことを覚えています。
幸い大きな病気ではありませんでした。

しかし、その出来事は私にとって大きな転機になりました。

保健師として働いていた頃、私は多くの人に健康の大切さを伝えてきました。
健康診断を受けること。生活習慣を整えること。病気を予防すること。
仕事では当たり前のように話していました。

それなのに、自分自身の健康は後回しになっていたのです。

知識があっても、実践できるとは限らない。

忙しさを理由に睡眠を削り、疲れを見て見ぬふりをしていました。

その時、強く感じたことがあります。

資産形成には長い時間をかけている。
将来のためにお金を積み立てている。
それなのに、人生の土台である健康には十分な時間を使っていなかった。

それでは本当の意味で自由な人生とは言えないのではないか。
そう思うようになりました。

健康資本という考え方

資産形成の世界には「複利」という考え方があります。
今日積み立てたお金が、時間をかけて少しずつ成長していく。

健康も似ているように感じます。

毎日少し早く寝る、少し歩く、食事を少し整える。

その効果はすぐには見えません。
しかし数年、数十年という時間の中では、大きな差になって現れるかもしれません。

私はこうした健康の蓄積を、「健康資本」と考えています。

健康資本とは、人生を支える土台となる資産です。
預金残高のように数字では見えません。
けれど確かに存在しています。

例えば、

・良質な睡眠
・バランスの取れた食事
・適度な運動
・節酒や禁酒
・定期的な健康診断
・ストレスとの付き合い方

こうした日々の積み重ねによって育まれるものです。

健康資本が増えることで、人生の選択肢も広がります。
働くこと、学ぶこと、旅行すること、家族との時間を楽しむこと。
そのすべてを支えているのが健康だからです。

小さな健康の積立を始めた

最近は、健康を劇的に変えようとは考えなくなりました。
その代わり、小さな積立を続けることを意識しています。

例えば、

・30分早く寝る
・寝る前のスマホを控える
・毎日のビールを炭酸水に変える

どれも特別なことではありません。
むしろ地味なことばかりです。

しかし積立投資も、最初の一回だけでは資産は増えません。
大切なのは続けることです。健康も同じだと思います。

以前の私は、「まだ若いから大丈夫」「今は忙しいから仕方ない」と考えていました。

しかし今は、
小さな行動の積み重ねこそが未来の自分を支えると感じています。

健康も、少しずつ積み上げていくもの

健康とは、病気にならないことだけではありません。

無理をしすぎず、自分の状態を理解しながら、
長く人生を続けていくための土台です。

資産形成によって将来の選択肢を増やすことは大切です。
一方で、その未来を支える健康も同じように育てていく必要があります。

お金だけが増えても、健康を失ってしまえば、
その自由を十分に活かすことはできません。

将来のために積み立てるお金も大切。
そして、将来の自分を支える健康も大切。

どちらも一日では手に入りません。
だから今日も、少しだけ積み立てていこうと思います。

ウェルネスFIREへ

健康も資産も、積み重ねによって育っていく。
そう気づいたことが、私がウェルネスFIREという考え方に至った原点のひとつです。

健康資本を土台に、経済的な安心と自分らしい豊かさを育てていく。
このブログでは、そんな生き方を一緒に考えていきたいと思っています。



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